「かめ、明日から一週間居残りね」
若旦那
「いいですね!やりましょう!」
力のある大人二人の
一瞬の決断から始まった今回の企画。
1月27日から2月2日までの一週間、
『鈴の宿 登府屋旅館』さんにて、
居残り佐平次を模した、
泊まり込みでの修行が始まりました。
初日、夜行バスでの移動を皮切りに、
今回の修行が始まりました。
- 27日午前5時
早朝福島駅に到着し、集合時間まで
ガストさんにて、時間つぶし。
私
「モーニングセットください」
店員さん
「申し訳ありません。モーニングは6時からとなっております」
なんという悲劇。
金のない前座、ここでグランドメニューに
手を出すわけにはいきません。
少し考えます、と言って一旦やり過ごします。
これは6時まで飲まず食わずかと、
思っていたその矢先、
再度近づいてくる店員さん。
何度来たって同じこと。
僕はもう、
モーニング以外頼む気は毛頭ございません。
伝家の宝刀、
“決まったら呼びますので”を懐に携え、
店員さんを迎え撃ちます。
店員さん
「お疲れでしょうから、先にドリンクバーだけお飲みになっていてください」
私
「??」
店員さん
「6時になったらモーニングをお持ちしますので、それまでドリンクバーだけになってしまうのですが、よろしいでしょうか」
よろしいです。
よろしすぎます。
嗚呼、もう修行は始まっていたのです。
人のことを思いやる、
人の立場になって考える、
前座の初歩の大切さを心に刻み、
キャラメルカプチーノ(ホット)を
腹に少しずつ送り込みます。
ホッと一息ついて、時間まで脳内お稽古です。
- 27日10時
素敵な店員さんに、感謝を述べた後、
時間になったので一路福島駅に。
途中床にはられているイラストの
右手が気になってしまい、
時間ぎりぎりになるも予定通り米澤へ。
- 27日11時
米澤駅で登府屋旅館の旦那、遠藤さんと落ち合い、小野川温泉PR用の動画の撮影。
もちろん仮面をして。
仕事で来ているサラリーマンの皆さんに
信じられないほど冷たい目で見られながら、
駅から出てくるまでに何カットも撮り直し、
米澤駅をあとにします。
……
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まだ登府屋旅館にすら着いていませんが、
思いの外長くなってしまったので、
この続きはまた、明日!